ボイトレだけで上手くはならない
あなたは何を目指してボイトレを始めましたか?
ボイストレーニングのサイトや、ボイトレ教本を読み耽って何年かは経ちますが、最初は色んな情報を入れ過ぎてパンクしそうでした。皆さんもこれからそうなって行く事とは思います。なので先に一つの指標として覚えておいていただきたい事が
練習しても貴方の求める声にはなりませんよという事
憧れの人の声になりたい
僕もそうなんですが、歌が上手くなりたくて「ボイトレ 初心者」と検索窓に入力して調べておりました。身体の動かし方、身体の作り方、喉の開き方や共鳴について・・・等と様々な情報を頭に詰め込みましたが、ある程度歌えるようになってから「こういう事だったのか」と理解できるようになってきました。確かに上達はしたんですが、それ以前に「歌を真似する」という事が一番大きかったと感じております。
そもそも歌って声帯の時点では「ただの音」です。そこから、
- どれぐらい息を送るか(エッジボイス成分を入れるか)
- どれぐらい口の広さを使うか
- どれぐらい鼻の方に音を送るか
ざっと考えてもこれだけあります。イメージですが、アタックを強めて息を多くすれば影山ヒロノブさんのような声、言葉の頭でエッジを多くして鼻に少しかけ、はっきりした音なら福山雅治さん、その音で息を多めにすれば平井堅さんのような声、といった感じでしょうか。その上にしゃくり、ビブラート等の要素が加わり、個性のある歌声が生まれております。このような要素を一つ一つ確認し、限りなくご本人に寄せるように練習する事であなたの望む声ができるのではないでしょうか。
僕は歌自体が好きで、誰彼構わず頑張って「それっぽい」歌い方を真似ていたので息や共鳴による混ぜ具合で憧れの声へのアプローチができました。ただ、その音の要素を再現する為の基礎的な筋力が足りなかったのです。例えば影山さんの真似をするならアタックを毎回強められるように腹のインナーマッスルが多少必要ですし、その強めたアタックでも音程がブレないようにうまく鼻に息を逃がす練習もしなければいけません。やっぱり声を出す以前の所に差があったんですよね。
上記した歌手の方々は、真似される事もある個性的な歌を持っていらっしゃいますよね。個性とは言っておりますが、癖と言っても同じ事です。好きな人はそこにハマり、嫌いな人はそこが苦手なんですよね。納豆は臭みが旨いし臭くて嫌いなんですよ。もしあなたが癖のある歌で自分が気に入らなくても、それはあなたにしかない個性でもあるかもしれませんね。(ただし音程が合わないのを個性とは言わない)
次回のトレーニング
これ書いてる時に気付いたんですが、このブログ自体ハナっからトレーニングは他人のブログなり何なり検索しろって言ってるのに何でこういう次回予告にしちゃったんでしょうね。次回は
準備運動の必要性
何かトレーニングっぽいですが結局座学です。